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雑司が谷をミノルタCLE+カラスコ21で2013年12月22日

死んだ後に評価が高まる人が本当の天才だそうです。
時代が追いついた、ということになるのでしょうか。
私の所有するカメラでも、製造中止後に評価が高まったものがあります。
「ミノルタMinolta CLE」です。
このカメラは発売期間中(およそ1980年代)は世間の評判も芳しくなく、
製造期間は僅か1年8ヶ月、総生産台数も3万2千台しかないそうです。
しかし、今世紀に入ってからアサヒカメラが読者向けに実施した「復刻してほしいカメラアンケート」では、堂々の一位に輝いています。
ミノルタの技術者は「そんなんやったらもっと買ってくれ」と言ってました。
このカメラを安月給ながら、同時代に新品で購入したのが私の自慢です。
高かったです。これよりずっと高性能の一眼レフより高かったんです。
ミノルタCLEとカラスコ21mm
この写真がCLEです。
装着しているレンズはフォクトレンダーの通称カラスコ、「COLOR-SKOPAR 21mm F4」です。超広角なのでカメラのファインダーでは追いつかず、ビューファインダーを別途乗せています。
これも評価の高いレンズですが、ライカのスクリューマウントという半世紀以上も前の仕様で作られています。時々少量ずつ生産していたものの、今年ついに生産終了となりました。
この二つを組み合わせると、しみじみ美しいです。(変な日本語かな)

これで風景を撮るとしたら、やはり雑司が谷一帯でしょうか?
先日、弦巻通りの「鮨義」と「赤丸ベーカリー」に行ったついでに、
周辺をwalk & shootしました。

「旧高田小学校」から「雑司が谷旧宣教師館」のあたりですね。
この「雑司ヶ谷霊園」の南側の地域は散歩するたびに迷ってしまいます。
その日もそう。
でも、この広角レンズでそれっぽい景色が何枚か撮れたので、
順番に並べることにしました。
写真による一筆書きです。
改めて写真を眺めると、はかなげと言うか、
10年後には全く違った風景になってしまうんだろうなと思います。
その時、また、この順番に歩くことができるでしょうか。

旧高田小学校を二枚。廃校(閉校?)って美しいです。百葉箱も懐かしい。
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小学校と公園の間の道。
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ここはどこ?
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昔は繁華街?
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狭小な路地がたくさんあります。「気をつけよう。甘い言葉と暗い道」
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大谷石とコンクリートと万代塀。時代が積み重なってます。
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旧宣教師館です。
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苔むした万代塀。大谷石の倉も、しみじみ美しいです。
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武家屋敷が銀行社宅になった「南池袋ハイツ
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雰囲気のある坂道が多いです。
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