▪️次のボックスに適当な文字列(複数可)を入力して、当ブログ内を検索できます ▪️下の目次タイトルをクリックするとテーマ別過去記事の目次へ飛びます
    ・目白の風景 今昔:目次
    ・吉祥寺の風景 今昔:目次
    ・昔と今の写真(番外編):目次
    ・地中海バブル旅行etc.:目次
    ・旅のつれづれ:目次
    ・母のアルバム:目次
    ・目白ジオラマ鉄道模型:目次
    ・すべてのカメラに名前がある:目次

狭くて広い林芙美子記念館2015年05月10日

林芙美子記念館に行ってきました。
林芙美子記念館
ふとしたきっかけから「放浪記」を読んだからです。
読後感は、男性遍歴ストーリーのような印象を持ちました。
実際に、林芙美子さんて魅力的な女性だったのでしょう。
彼女の小説って、理系の私にはおよそ縁のなさそうな本ですが、
iPhoneの「青空文庫」に内蔵されている151冊の作品の一つなので、
iPhoneで読む1
気軽に読み始め、
電車の待ち時間やちょっとした空き時間で読めちゃったりします。
「放浪記」結構おもしろかったです。
iPhoneで読む2
iPhone_6_Plusで読むと、文字も大きくて楽ですね。

この記念館は新宿区中井二丁目にあります。
目白からは、新目白通りと山手通りを越えなければいけないので、
「うむ、今日の散歩は一万歩コースだな」という気分になります。
記念館は南だれの住宅街の一角にあり、
ちょっと雰囲気のある路地に面して玄関が設けられていました。
02

03
と思ったら、これは昔の玄関で現在の入口は別でした。

ここまでの撮影は手軽にiPhoneで済ませ、そして、
この後の敷地の中では、中判カメラの"マミヤ_m645_Super"で撮りました。
04
記念館の概説によると、この住宅が建てられた時代は建坪制限があったため、
芙美子自身と夫用の建物を別々に建て、その後、連結させたそうです。
その昭和十年代としては倹しい住まいだったということなのか、
説明して下さったボランティアの女性は、
「狭い家を広く使う芙美子の工夫」を随所で強調していました。
でも、今風に言ったら10LDKくらいの感じです。
庶民感覚の私は、「これで狭いのか!」と思いました。

面白かったのは、お庭も住宅に対して適当な広さがあったのですが、
今の季節、新緑のみどりが庭に溢れて、お庭が狭く感じられたことです。
05

06
現像してみたら、中判フィルムの画面いっぱいに、五月の新緑が写っていました。

さて、この日の東京は五月としては気温が高く、記念館の外は真夏でしたよ。
そんな風景を、残りのフィルムで撮影しました。
07

08

09

10
これからは日傘をさした女性が、みな林芙美子さんに見えてしまいそうな季節です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策の質問をやむを得ず設定しました。お手数ですが当ブログタイトル「○○の風景」の○○を漢字で。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mejiro.asablo.jp/blog/2015/05/10/7631349/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。