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キャノンに浮気? ― 2015年06月03日
この写真のカメラ前面に着いているマウントアダプターは、
キャノンの一眼レフ用FDレンズを"PEN E-P3"で使うためのものです。
以前、レンズのカビ取り練習をしようと思った時、
教材として丁度良さそうな古いFDレンズを入手しました。
その修理が済んだら、このアダプターを介して"PEN E-P3"に装着し
修理結果を確認できるようにと買いました。
ところが、レンズを分解する段階でうまく行かずレンズはオシャカになり、
このアダプターは存在理由が無くなってしまいました。
それが二年前のことです。
でも、せっかく私の元にやって来た機材なのに出番が無いのは可哀相なので、
今回一つだけFDレンズを買い、次のように装着してみました。
キャノンの一眼レフ用FDレンズを"PEN E-P3"で使うためのものです。
以前、レンズのカビ取り練習をしようと思った時、
教材として丁度良さそうな古いFDレンズを入手しました。
その修理が済んだら、このアダプターを介して"PEN E-P3"に装着し
修理結果を確認できるようにと買いました。
ところが、レンズを分解する段階でうまく行かずレンズはオシャカになり、
このアダプターは存在理由が無くなってしまいました。
それが二年前のことです。
でも、せっかく私の元にやって来た機材なのに出番が無いのは可哀相なので、
今回一つだけFDレンズを買い、次のように装着してみました。
焦点距離50mm/f1.4の標準レンズです。
そして、良くあることなのですが、ボディ付きで売っていました。
そして、良くあることなのですが、ボディ付きで売っていました。
ボディは"キャノン Canon A-1"です。
このボディには、キャノン製一眼レフの持病である「シャッター鳴き」があり、
またファインダーの接眼レンズもかなり汚れていました。
つまり、このカメラ本体は、レンズのおまけみたいなものです。
ただし、機能的には使えるので、いわゆる「実用品」という範疇。
兎も角、これでPENで使えるキャノンレンズが次のように二個になりました。
このボディには、キャノン製一眼レフの持病である「シャッター鳴き」があり、
またファインダーの接眼レンズもかなり汚れていました。
つまり、このカメラ本体は、レンズのおまけみたいなものです。
ただし、機能的には使えるので、いわゆる「実用品」という範疇。
兎も角、これでPENで使えるキャノンレンズが次のように二個になりました。
この写真で、左はハーフサイズカメラ「キャノンデミ」のレンズ、
右が今回購入したFDレンズです。
左のレンズは、行きがかりでデミが二台になってしまった時、
完全な一台のみ残して、もう一台から取出した改造レンズです。
右が今回購入したFDレンズです。
左のレンズは、行きがかりでデミが二台になってしまった時、
完全な一台のみ残して、もう一台から取出した改造レンズです。
ちょっと「おとめ山公園」で試し撮りをして見ましょう。
まず、デミから取出した改造レンズをPENに着けて。
かなり甘めの画像ですね。
カビ跡が取り切れていないのが一つの理由でしょう。
それに対して、FDレンズの描写はこうです。
カビ跡が取り切れていないのが一つの理由でしょう。
それに対して、FDレンズの描写はこうです。
さすがに高級一眼レフ向けのレンズですね。キレがあります。
そして、このFDレンズ、一応かつての高級品ですから、
おまけのボディに装着して、フィルムでも試してみましたよ。
場所はいつもの鬼子母神。
そして、このFDレンズ、一応かつての高級品ですから、
おまけのボディに装着して、フィルムでも試してみましたよ。
場所はいつもの鬼子母神。
さすがにキャノン、良い味だしていますね。好きになりそうです。
でも、私としては、
ニコンとミノルタのボディ&レンズだけでもかなりの数を持っているのに、
キャノンにも手を出してしまうと、ちょっと収拾がつかなくなりそうです。
なので、今回のキャノンは「ちょっと浮気」しただけ、のつもり。
さて、このあと、浮気で済むかな?
でも、私としては、
ニコンとミノルタのボディ&レンズだけでもかなりの数を持っているのに、
キャノンにも手を出してしまうと、ちょっと収拾がつかなくなりそうです。
なので、今回のキャノンは「ちょっと浮気」しただけ、のつもり。
さて、このあと、浮気で済むかな?
目白の「西池袋郵政宿舎」 ― 2015年06月06日
先日、目白の街を散歩していたら広大な空き地がありました。
「またマンションでも建つのかな」
地元の方達が「山紫町」と自称する閑静な住宅街です。
「ここは確か、あの緑豊かな宿舎だったよな」
ここで二枚の写真を見比べてみます。
昔、西武池袋線の上り屋敷駅があった場所の踏切の写真で、
撮影時期は3年前の7月と今年の6月です。
「またマンションでも建つのかな」
地元の方達が「山紫町」と自称する閑静な住宅街です。
「ここは確か、あの緑豊かな宿舎だったよな」
ここで二枚の写真を見比べてみます。
昔、西武池袋線の上り屋敷駅があった場所の踏切の写真で、
撮影時期は3年前の7月と今年の6月です。
一枚目の写真中央、道路の左側に緑の樹木があったのが、
二枚目の今年の写真では消えているでしょう。
踏切を逆から見てみると次のようです。
二枚目の今年の写真では消えているでしょう。
踏切を逆から見てみると次のようです。
この写真で道路の右側に仮設フェンスがあり、
その内側がすっかりクリアランスされていたんです。
ここは40年前に私が住んでいた「彩雲荘」の近くで、
ピーコックへ買物に行く時に通った思い出の道でした。
その道沿いに「西池袋郵政宿舎」があったのです。
郵政民営化後に住人が消えても建物は残っていました。
次の写真は一昨年撮ったものです。
その内側がすっかりクリアランスされていたんです。
ここは40年前に私が住んでいた「彩雲荘」の近くで、
ピーコックへ買物に行く時に通った思い出の道でした。
その道沿いに「西池袋郵政宿舎」があったのです。
郵政民営化後に住人が消えても建物は残っていました。
次の写真は一昨年撮ったものです。
そして、宿舎が解体されるのに合わせたかのように、
この敷地北側にあった民間のアパートも、
次の写真のように何故かこざっぱりした感じになっていました。
次の写真のように何故かこざっぱりした感じになっていました。
入口部分が次の写真です。
不思議です。元郵政宿舎のクリアランスと何か関係があるのかな?
だって二年前は次のような状態だったんですよ。
住む人なく、ツタ類の生息地になっていましたね。
このアパート名「目白グリーンハイム」が笑えます。
私の推測は、旧郵政宿舎はマンションに変貌、
グリーンハイムはマンション建設の工事事務所としてしばらく存命、
なのですが当たるかな?
このアパート名「目白グリーンハイム」が笑えます。
私の推測は、旧郵政宿舎はマンションに変貌、
グリーンハイムはマンション建設の工事事務所としてしばらく存命、
なのですが当たるかな?
後日談は、「郵政宿舎から老人ホームへ」に書きました。
フジペット対ミノルタ16 ― 2015年06月11日
50年以上前、小学生だった私の「遠足」の思い出。
私(フジオ)に友人(ミノル)が話しかけました。(名前は仮称)
「フジオ君の持っているフジペットは大きいね。
でも、僕の持っているカメラは小さいけれども
フジペットより値段は高いんだよ」
その二つのカメラを並べたのが次の写真です。
私(フジオ)に友人(ミノル)が話しかけました。(名前は仮称)
「フジオ君の持っているフジペットは大きいね。
でも、僕の持っているカメラは小さいけれども
フジペットより値段は高いんだよ」
その二つのカメラを並べたのが次の写真です。
多分、遠足に行く数日前のミノル君の家で、こんなやり取りがあったはずです。
ミノル:
「今度の遠足、フジオ君たちはフジペット持ってくるんだって。
お父さん、僕にもフジペット買ってよ」
ミノルの父:
「ミノルにはミノルタ16を貸してあげただろう。
このカメラは小さいけれどもフジペットより高いんだぞ」
この年の遠足、目的地とかの楽しい思い出は忘れたのに、
ミノル君との無益な会話をいつまでも覚えているなんて、我ながら寂しいですね。
でも、なぜかミノル君の言葉がずーっと忘れられないんです。
ということは、やはり私も買うしかないんです、ミノルタ16を。
そして先日、購入後、二つを並べてみたのが最初の写真です。
この二つのカメラが揃ったからには、50年ぶりに決着をつけなければなりません。
大きさと価格の比較は明らかですから、今回は「画質比較」で決着を。
ちなみに、フジペットは、二年前にジャンク品を入手・修理して撮影可能にしました。
ブログ記事「フジペットとライカの同窓会」に書いた通りです。
ところが、"ミノルタ Minolta 16"を使えるようにするには、
更に多くの次のようなハードルを乗り越えなければなりません。
(1)50年以上前のカメラですから当然あちこち故障していそうです。
それを直します。(後日詳述)
(2)フィルムを装填するためには専用のカートリッジが必要です。
どこかから入手します。(後日詳述)
(3)ミノルタ16用の規格のフィルムはとっくに製造中止です。
フィルムを自分で作ります。(後日詳述)
(4)過去の特殊規格のフィルムを現像してくれる所はありません。
自家現像の方法を工夫します。また、
現在市販されているスキャナも16mmフィルムには対応していません。
デジタル化の方法も工夫します。(後日詳述)
今回入手した"ミノルタ Minolta 16"、実はシャッターはそれなりに切れました。
そのため、ひょっとしたら「完動品かも」との期待を持ち、
先に(2)〜(4)のハードルをクリアしてから試写してみました。
その結果は次の写真です。
さすがにこれは駄目です。
明らかにレンズがやられています。
しかも、この機種のレンズは前も後ろも隠れていて掃除できません。
結局ハードル(1)の分解修理をせざるを得ませんでした。
多分、この頃のカメラをヤフオク等で入手しても、
修理をしない限り、まともに使える個体は皆無と思います。
そして修理結果が次の写真。上の写真と同じ公園で取りました。
明らかにレンズがやられています。
しかも、この機種のレンズは前も後ろも隠れていて掃除できません。
結局ハードル(1)の分解修理をせざるを得ませんでした。
多分、この頃のカメラをヤフオク等で入手しても、
修理をしない限り、まともに使える個体は皆無と思います。
そして修理結果が次の写真。上の写真と同じ公園で取りました。
これは立派に再生したと言えるのではないでしょうか?
ついでに数枚撮ってみました。
ついでに数枚撮ってみました。
フジペット対ミノルタ16(続き) ― 2015年06月12日
(前回)からの続きです。
レンズの清掃が済んでまともに使えるようになった"ミノルタ Minolta 16"、
その撮影結果をフジペットと比較してみます。
ちなみに、この二つのカメラのイメージサイズは次のように大きく異なっています。
レンズの清掃が済んでまともに使えるようになった"ミノルタ Minolta 16"、
その撮影結果をフジペットと比較してみます。
ちなみに、この二つのカメラのイメージサイズは次のように大きく異なっています。
ミノルタ16:10 x 14 mm(実質9 x 13 mm程度)
フジペット:60 x 60 mm(実質56 x 56 mm程度)
と、面積的には約25倍の開きがあります。
以下に取り上げた写真のうち、フジペットによるものは、
一昨年フジペットの修理をした直後に撮影したものです。
また、参考までにフルサイズデジタル一眼レフ(D600)による写真も載せました。
■高田の公園で。ミノルタ16、フジペット、D600の順です。
フジペット:60 x 60 mm(実質56 x 56 mm程度)
と、面積的には約25倍の開きがあります。
以下に取り上げた写真のうち、フジペットによるものは、
一昨年フジペットの修理をした直後に撮影したものです。
また、参考までにフルサイズデジタル一眼レフ(D600)による写真も載せました。
■高田の公園で。ミノルタ16、フジペット、D600の順です。
■学習院の高層建物を崖下から眺める。
■神田川、高戸橋の風景
こうして比較してみると、
・小さなフィルムでけなげに頑張っているミノルタ16、
・ちゃちなボディのくせに、しっとりした絵づくりのフジペット、
いずれも捨て難い味があります。
特にフジペットで画像の中心からずれた電柱や建物が、
グゥワーン!と湾曲する感じが何ともいえず、個人的には好きです。
その歪曲収差をきちんと補正しているミノルタ16もたいしたもの。
まあ、両者の「画質比較」に付いては、引き分けが妥当だな。
(続く)
ミノルタ16用カートリッジの入手 ― 2015年06月16日
(前回)からの続きです。
50年に渡る思いを込めて入手した、ミノルタ16ですが、
これで撮影するためには、カートリッジとフィルムが必要です。
そして、このカートリッジ(マガジンとも言う)は、
空であろうがフィルム入りであろうが、現代ではとても入手困難です。
というのは、とうの昔に製造中止になり、
かつ骨董的価値も無かったので皆んな捨てられてしまったからです。
いかにも貴重品と思えるカメラ本体は、
いろんな人が保管しているのに(だから中古市場で良く見かける)
一見無価値と思えるカートリッジは、レアものになっている。
歴史の皮肉ですね。
ヤフオクで見かけても、いかにも人の足元を見るような高値がついています。
そんな私が穴場と見つけたのは、いつものイーベイ(ebay)。
ここを丹念に探すと、カメラ本体とセットで売られていることがあります。
私が購入したセットはこれです。
50年に渡る思いを込めて入手した、ミノルタ16ですが、
これで撮影するためには、カートリッジとフィルムが必要です。
そして、このカートリッジ(マガジンとも言う)は、
空であろうがフィルム入りであろうが、現代ではとても入手困難です。
というのは、とうの昔に製造中止になり、
かつ骨董的価値も無かったので皆んな捨てられてしまったからです。
いかにも貴重品と思えるカメラ本体は、
いろんな人が保管しているのに(だから中古市場で良く見かける)
一見無価値と思えるカートリッジは、レアものになっている。
歴史の皮肉ですね。
ヤフオクで見かけても、いかにも人の足元を見るような高値がついています。
そんな私が穴場と見つけたのは、いつものイーベイ(ebay)。
ここを丹念に探すと、カメラ本体とセットで売られていることがあります。
私が購入したセットはこれです。
ミノルタの16mmカメラの普及機"ミノルタ Minolta-16Ps"とフラッシュ、
そして期限切れ未使用フィルム入りの「カートリッジが2個!」です。
これで何と僅か"$15"でした。
(もっとも、送料に$18かかったのが理不尽のような気もしますが)
商品はカリフォルニアから落札10日後に海を(空を?)渡って到着。
カラーフィルムの詰められたカートリッジでした。
一つは箱入りで、もう一つはむき出しで。
そして期限切れ未使用フィルム入りの「カートリッジが2個!」です。
これで何と僅か"$15"でした。
(もっとも、送料に$18かかったのが理不尽のような気もしますが)
商品はカリフォルニアから落札10日後に海を(空を?)渡って到着。
カラーフィルムの詰められたカートリッジでした。
一つは箱入りで、もう一つはむき出しで。
使用期限は、1985年の1月って、約30年前ですね。
フィルムに心があったなら、この30年間、
世紀をまたいで無駄に老い行く日々を、どんな気持で過ごしていたことでしょう。
ふと、いたずら心が湧いてきました。
カートリッジに貼られたシールを見ると、
現像方法として、"PROCESS C-41"と指示されていました。
これは私の使用している現像液「ローライ デジベース」の現像プロセスです。
カートリッジに現在詰められている古いフィルム、どうせ捨ててしまうのなら、
この21世紀に、写るものか写らないものか試してみることにしました。
そして、今回おまけ?で付いてきたカメラ"ミノルタ-16Ps"にカートリッジを装填して、
取り敢えず数枚分を撮影した後、裏蓋を開けてみました。
フィルムに心があったなら、この30年間、
世紀をまたいで無駄に老い行く日々を、どんな気持で過ごしていたことでしょう。
ふと、いたずら心が湧いてきました。
カートリッジに貼られたシールを見ると、
現像方法として、"PROCESS C-41"と指示されていました。
これは私の使用している現像液「ローライ デジベース」の現像プロセスです。
カートリッジに現在詰められている古いフィルム、どうせ捨ててしまうのなら、
この21世紀に、写るものか写らないものか試してみることにしました。
そして、今回おまけ?で付いてきたカメラ"ミノルタ-16Ps"にカートリッジを装填して、
取り敢えず数枚分を撮影した後、裏蓋を開けてみました。
「あれ???? フィルムが見えなくなってる」
フィルムは20枚撮りでした。
その内の数枚分を撮っただけなので、ここにはフィルムがまだ残っているはずです。
事態が良く飲み込めませんでした。
フィルムがカートリッジの一方に完全に送り込まれているということは、
既に規定の20枚以上が撮影されたことになります。
やっと分かりました。
「そうか未使用のフィルム入りのカートリッジではなく、
撮影済みのフィルムが入ったままのカートリッジだったんだ!」
では、一体誰が、いつ何処で撮影したものなのでしょう?
分かるはずはありません。
そして以前、これと同様の体験をしたことを思い出しました。
「50年前これは誰の見た風景?」です。
その時と同じように、できるかどうか分かりませんが、
このフィルムに30年間も閉じ込められていた風景を取出してみようと思いました。
(続く)
フィルムは20枚撮りでした。
その内の数枚分を撮っただけなので、ここにはフィルムがまだ残っているはずです。
事態が良く飲み込めませんでした。
フィルムがカートリッジの一方に完全に送り込まれているということは、
既に規定の20枚以上が撮影されたことになります。
やっと分かりました。
「そうか未使用のフィルム入りのカートリッジではなく、
撮影済みのフィルムが入ったままのカートリッジだったんだ!」
では、一体誰が、いつ何処で撮影したものなのでしょう?
分かるはずはありません。
そして以前、これと同様の体験をしたことを思い出しました。
「50年前これは誰の見た風景?」です。
その時と同じように、できるかどうか分かりませんが、
このフィルムに30年間も閉じ込められていた風景を取出してみようと思いました。
(続く)
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