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鷲の巣村のビオット2016年08月24日

前回)からの続きです。

27年前の夏の終わり、
ニースからこの日の宿泊地である"アンティーブ Antibes"へ向かう途中、
ちょっと道を逸れて、工芸村として知られる"ビオット Biot"に立ち寄りました。
00
このミニ絵葉書にあるように、
小高い丘の上に孤立したビオットの「旧市街」の様子は、
数日前に訪れた"エズ Eze"を思い出させます。

街の外れに車を止めて、私は早速"walk & shoot"開始。
旧市街の各所に次のような陶板製の地図が掲げられていました。
ビオットの陶板製地図
陶芸の村でもありますからね。趣のある案内板です。

小一時間の散策とはいえ、
実はこの時に歩いた範囲はこの地図には収まらないので、
google地図と合成してみました。結構ぴったり合うものですね。
00b
さらに、散策時の撮影地点を、歩いた順に番号を付けて、
白抜き文字で地図に落とし込んで見ました。
撮影地点
と、ここまで書くとなんということもなさげですが、
実は撮影場所の特定には、丸四日くらい、
およそ20時間くらいの作業を必要としました。
これは、今後同種の作業を行うのに有益な体験でもあるので、
その作業の詳細を「撮影場所発見法」として別途まとめてみました。

さて、撮影場所の確定した写真を、以下、番号順に掲載してみます。
Googleのストリートビューが見られる場所については、それも併せて載せます。

01."サン・セバスチャン Saint Sébastien 通り"の東端から、
  東側の"ス・バリ Sous Barri 通り"入り口を眺める
01サン・セバスチャン通り

01a

02.ス・バリ通りの下り坂
02

03.旧市街の建物の隙間から東方に地中海を眺める
03
街から地中海までは3km弱でした。

04.海を眺めた場所から、ス・バリ通りを見返す
ス・バリ通り

05."教会 L'eglise"と"市役所 Mairie"
ビオットの教会
教会入口の右手に"MAIRIE"と書いてあるのが市役所のはずです。
但し、この市役所は、今は"ヴァルボンヌValbonne通り"の方に移転したようです。
100年経っても変化しそうにない街並でしたが、
人が暮らしている街って、やはり少しずつ変わっていくのですね。

06."アルカド広場 Place des Arcades"
アルカド広場
07.アルカド広場の風景
07
この広場が、旧市街で一番人気のある場所と思います。

08.ミタン通り北側のポケットパーク
プラタナス公園
プラタナスの木が二本植わっているだけの小さな公園でした。
でも、特に写真に撮ったのは、光の具合とかが良い感じだったからかな。

09.サン・セバスチャン通りに面した"ゴール広場 Place de Gaulle"
ゴール広場
多分ここが旧市街の中心だと思います。
09a

10.前方に"ヴァルボンヌ Valbonne 通り"を眺める
ヴァルボンヌ通り入り口
人々がいるあたりが、通りの始点です。
望遠レンズで撮っているので遠近感が圧縮されていますが、
広角で眺めると次のようになります。
昔も今も写真右端の建物の特徴的な階段で場所が特定できます。
10a
この広角視点から更に前方(西方)に進むと次のような景色。
10b
正面の建物が昔と同じですね。
この写真で右側に"ECOLE"(学校)と書いてある手前が現市役所。

11."ヌフ通り Chemin Neuf" 沿いのパーキング
ヌフ通りのパーキング
この写真右下の路面に"(P)RKING"と書いてあるのが読めます。
11a
ところが、現在はこのようにパーキングエリアがなくなっています。
多分、道路エリアに取り込まれたのだと推測されます。
ちなみに、この写真がビオットの街で撮影した最後の写真でした。
ということは27年前、車の待機場所もこのパーキングだったのでしょう。
そして、最後の一枚を撮ったあと、慌ただしく車に乗り込み、
このヌフ通りを南下して次の目的地のアンティーブを目指したはずです。

続く