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リコーキンで目白の桜を試写2019年04月08日

神田川の桜を試写してきました。
大成功!!でした。
高戸橋の桜と都電

高戸橋の小道

高戸橋の桜を撮る女性

今回の撮影は、三つの目的を持っていました。
一つ目は、
にて出した結論「2〜3ヶ月間は保存できる」の最終確認です。
溶液作成から70日後のカラーフィルム現像を行なって、
問題ない仕上がりであることを確認しました。
現像後のネガは次のようでした。
01
ちょうど規定本数の6本目のネガ処理ですが、現像時間を延長せずにOKでした。
ということは、きっと実際には、説明書以上の処理能力がありそうです。

二つ目は、
Super_RICOHFLEXの修理」結果の確認です。
この機種で問題が生じやすいピントの精度、
これもOKでした。

三つ目は、
RICOHFLEXでリコーキン」の確認です。
決して使いやすいとは言えませんが、
二眼レフのリコーフレックスで35mmフィルムを使えました。

そしてリコーキン使用法の改良案を思いつきました。
次の写真で説明します。
02
今回は、左端のプラスチックパトローネ(付属品)を使って撮影したのですが、
これなしでも、もっと便利に写せるのです。
写真でフィルムの両端にある二つのパトローネ、
左側がゴミ箱から拾い上げた使用済みパトローネで、
現像時にカットしたフィルムの終端が出ています。
右端が未現像のフィルムの先端部を直にカットしたものです。
それぞれの先端をセロテープと適当な長さの「捨てフィルム」でつなぎます。
こうすることにより、巻き取り側のパトローネをバラす作業なしで、
フィルムセットが可能になります。
また、リーダー部分を無駄に感光させずに済みます。
我ながら賢い改良案です。
これを、手順通りにリコーキン本体にセットし、圧板をかぶせ、
03
RICOHFLEXのボディに納めたところが次の状態です。
04

ちなみに、この後の手順は、
蓋を閉めてから、二枚分空撮りし、三枚目が所定位置に送られたところで、
フィルムカウンターの[1]を、三角マークに合わせます。
05
「これから1枚目を撮るぞ!」という決意ですね。
実際、このリコーキンによる撮影ハードルの高さは、
最近のスマホ撮影の手軽さとは比較になりません。

こんな感じで、三つの確認結果は全て合格でした。
と思うと、必ず何か生ずるのが「ミステイク」。
今回のミステイクは、フィルムのカブリでした。
06
イメージ部には影響の無い範囲ですが、
ネガの端部に「緑色」にカブった部分がありました。
裏蓋の遮光モルトが、一部劣化してたのでしょうか?
でも、ネガの色は反転するので、これをポジ画像にすると「赤色」です。
ということで、疑ってみたのが撮影コマ数の確認用の赤小窓。
果たして、撮影終了後に棚にしまったリコーフレックスを取り出してみると、
次のような状態でした。
07
赤小窓の遮蔽板がわずかに閉まりきってない状態です。
こんな小さな隙間でも光は侵入するのですね、次のルートから。
08
原因が分かって、ある意味、一安心。
次からは対策が立てられますから。
「気を引き締めて蓋閉めろ!」です。

それにしても、決して使いやすいとは言えない「リコーキン」、
とてもカメラ界で普及するとは思えませんね。というか、
普及せずに直ちに廃れた!というのが歴史の真実です。
そんなリコーキンを開発した旧リコーの設計陣に、
「60年後に楽しめてるよ!」と声を掛けたいです。

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