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キャノンデミで撮る目白2013年05月22日

...(前回)からの続きです。

キャノンデミdemiEE17は、初心者向けカメラ以上の仕様を備えています。
距離・シャッター速度・絞り値、を自由に選択できるのです。
デミの操作リング

露出に関してはマニュアル撮影と自動露出撮影と、どちらも可能です。
マニュアルの場合は、シャッター速度選定とともに、
レンズまわりの絞りリングで希望する絞り値を選びます。
その時、ファインダーを覗いて、
内蔵露光計が推奨する絞り値を参照することもできます。
デミのファインダー
上の写真の状態のときは、”f=5.6”がお薦めの絞り値になります。
デミの露光計は電池が入っていればスイッチオンで、
シャッター速度にも常時連動しているからこれが可能です。
自動露出撮影を行う場合は、絞りリングをAutoに合わせるだけです。
これでシャッター速度優先の自動露出撮影が行われます。

自前修理後のデミの露光計がどの程度信頼できるか確かめるために、
フォクトレンダーのVCメーターも携帯して撮影してみました。
下の写真、カメラのアクセサリーシューに載っている機械がそれです。
二つの露光計

両者の数値を比較しながら20枚ほど撮りました。
結果から言うと、一絞り以上異なる数値を示すことはありませんでした。
40年以上前の露光計が正確に光を捉えているのです。
嬉しいです。
信頼しても良さそうなので、
残り半分はカメラまかせの自動露出で行くことにしました。
目白駅周辺の風景を撮りました。

新井薬師道ガードにて
新井薬師道ガードにて

山手線を跨ぐ「花のはし」近くの風景
花のはし近くの風景

花のはしから目白駅を望む
花のはしから目白駅を望む

上り屋敷の踏切、目白庭園の塀が見えます
上り屋敷の踏切

自由学園
自由学園

自由学園の南に残る昔のままの風景
昔通りの風景

自由学園近くのお家の窓辺
自由学園近くの家の窓辺

デミで撮影する時、距離合わせはアバウトです。
せいぜい、ファインダーの中の三つの絵(山、三人、顔)を目安にした
いわゆる3点ゾーンフォーカス方式で合わせるくらいです。
私も、その考えでスナップしていたのですが、
一度だけ目測で距離を測り、距離リングをその値に合わせてみました。
南池袋一丁目児童遊園で撮影した下の写真がそれです。
南池袋一丁目児童遊園の遊具
公園の遊具に、きっちりピントが来て、このレンズの解像力の高さを示しています。

このデミに付いているレンズは、カメラの名前(EE17)の通り、F1.7の明るさです。
その上にハーフサイズカメラには十分すぎる解像力も備えているのですから、
出番がないと可哀想だし勿体無いです。
このような、まるぽちゃボディに優秀な機能を備えた愛すべきカメラが、
日本中で死蔵され、カビにまみれて忘れられているのでしょうか。