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ミノックスMinoxで日本をみてみようPart22013年12月01日

前回)の続きです。

私の常用フィルムを並べてみました。
上から順番に、Minox、35mm、ブローニーです。
ミノックスとブローニーフィルム
ちなみにミノックスフィルムの一コマのサイズは 8x11mm、
ブローニーは 60x60mmですから、面積比では約40倍のひらきがあります。

でもブログに貼付けるだけなら、拡大表示をしない限りミノックスでも十分かも知れません。
特に最近入手した本場のミノックス(Minox_TLX)は良く写ります。
ケータイ感覚で銀塩写真を楽しむにはもってこいです。
そんなわけで、ここ一ヶ月に撮影した分から十数枚をひたすら貼付けました。

■新幹線に乗って孫に対面
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■高田馬場風景
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■高田から雑司が谷
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■池袋グリーン大通り
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こんなに良く写るMinox_TLXにも写せないものがあります。
そう、TLX自身です。カメラの宿命ですね。
だからデジカメで撮ってあげました。
ミノックスMinox_TLX
我家でも家族写真が一万枚超ありそうですが、
私自身が写っているのは数枚だけです。

目白で落とし物2013年12月02日


緑色のマフラー
これは私のお気に入りのマフラーです。
イギリス旅行のおみやげとしていただいたものです。
軽く暖かく、グリーンの色合いも好みなので、もう40年間も使い続けています。
でも、38年前に紛失の危機がありました。

当時、潮干狩りで有名な稲毛海岸の近くで仕事をしていました。
冬の朝、いつものようにマフラーを首に巻いて、上り屋敷のアパートから池袋駅へ向かいました。
京成電車で稲毛駅まで行き、歩いて仕事場へ着き、そこでふと違和感を覚えました。
首のまわりが寂しいのです。「アッ!」と気付きました。
どこかでスルリと落としてしまったのですね。

それから途中の状況をつぶさに復習してみました。
電車に乗っていた時は、既に首回りは軽かったような気がします。
その感覚が正しければ、上り屋敷から池袋駅までの間に落とした可能性が高いです。
でも、その通りだとしても、雪解けの泥水などで汚れた道かも知れません。
車や自転車に轢かれて汚れたマフラーは、道路端のゴミと一緒に打ち捨てられて、とても見つけることは困難であろうと半ば諦めました。

結論から言うと、マフラーはその後、見つかったのです。きれいな状態で。
道沿いのブロック塀に、洗濯物を干すようにかけられていました。
拾った方が、道路の汚れが付かないように、そして、この道を歩く落とし主の目につき易いように、そうしてくれたようです。
それから38年経ちました。
また今年もタンスから出して、その時の見知らぬ人の好意を思い出しました。

先日、目白駅ホームの西側の道を歩いていたら、こんなものを見つけました。
山手線の柵に残されたシュシュ
女性の髪を纏めるための装身具が、線路脇の柵に巻かれていました。
正式な名称は知りません。
きっと近くの学校に通う女子が、つい落としてしまったのでしょう。
それを誰かが拾って、このように残しているものと思われます。
財布などは別として、この対処の仕方は案外合理的かも知れません。

落とし主を想像して見ました。
十代後半の「可愛い」うっかり屋さんでしょうか?
これが男物の毛糸帽だったりすると、「だらしない」男子を想像しそうなので、私の偏見も相当なものです。

想像ついでに、この女性用小物を私が拾って交番へ届ける様子を思い浮かべてみました。
「おまわりさん、駅西でこんなもの拾ったんですが」
警官は、拾得物記録用紙を取出して必要事項を記入しながら、
「これは女性が髪を束ねるために使うものだな。何ていうのかな」
「おまわりさん、私だってそんなこと知りませんよ」
「ふーん。じゃあ『金色飾り付きエンジ色の布製輪っか』とでもしとくか」
などという会話になりそうです。
男同士だったらそんなものでしょう。

その後、せっかくなので研究?してみました。
これは各種ある「髪留め」のうちでも、『シュシュタイプ』と呼ばれるようですね。
その他、『バレッタ』と呼ばれる種類もあるようです。
まあ、女性には常識でも、男性は縁がないので無知もやむを得ないです。

ところで、山手線の柵に残された『シュシュ』、この前通ったら無くなっていました。
きっと、可愛い女の子の髪に戻って行ったのですね。

目白の住人が目黒を散策12013年12月06日

1960年代に製造されていた懐かしい広角レンズを入手しました。
ニッコールNikkor-S Auto 35mm F2.8 です。
昔使っていたけれども何らかの理由で手放してしまったカメラやレンズを再入手して懐かしむ、という私の「一大プロジェクト」の一環です。
早速同世代のカメラNikon Fの初代機に装着して、walk & shootを楽しむことにしました。
フィルムも白黒フィルムを詰めました。でも、この時期にお散歩すれば必ず紅葉の風景にぶつかるので、カラー撮影用にデジカメも用意しました。
Nikon FとNikkor 35mm/f2.8
これだけで機材の重量は2kgを超えます。

行き先は一応目黒の「林試の森公園」です。
まず目黒駅を降りて、目黒雅叙園の北西側の坂道を目黒川方面へ下りました。
目黒川への坂道
この辺の感じは、目白駅から神田川へ下る風景と似通ったものがあります。
坂道や階段ってやはり絵になります。
女性のポートレートも、階段での立ち姿が美人っぽく写るそうですよ。
最近人気のお台場などの真っ平らな東京湾臨海地区には、絶対真似できない貴重な風景です。

そして目黒川にて「お城発見!!」
目黒エンペラー
『目黒エンペラー』ってまだ生き残っていたのですね。驚きです。
そういえば『目白エンペラー』って聞いたことないです。
やはり、似通っていると言っても、土地々々で違います。

途中、「目黒不動尊(瀧泉寺)」に寄りました。
仁王門を入ると早速の紅葉風景。
のけぞる撮影
人物も銀杏もと欲張ると、撮影者はやはりのけぞらざるを得ないようですね。

この銀杏の脇に『水かけ不動』がありました。
モノクロ写真にぴったりの被写体です。
水かけ不動

ここから大本堂へは急な階段(男坂)を上ります。
目黒不動の男坂

のぼり切ると、なかなか良い雰囲気の空間です。
やはり土地の高低差があると世界が面白くなります。
石段を上り切ると

上の写真で中央に写っている狛犬をアップで撮りました。
狛犬

そして立派な大本堂。ご本尊は不動明王。
大本堂

このお寺は、お参りする対象が沢山ありますので、
その一つ一つを巡っていると結構時間がかかります。
でも、それを一つ一つ勤めているお婆さんもいました。
次の写真は大本堂のお婆さん。
不動明王へお参り

そして、大本堂裏手の『大日如来』にもお参りするお婆さん。
大日如来にお参り
私がカメラを構えると、そこにお婆さんがまたいる、という巡り合わせでした。
まるで随行カメラマンになったような気分です。

大本堂左手には『微笑観音』という優しそうな仏様もいらっしゃいました。
微笑観音

数年ぶりに訪問してみて、改めて目黒不動の大きさに驚きました。
その全体配置図です。
境内案内図

ところで、私の地元である目白には、
「目白エンペラー」はありませんが、「目白不動」はありましたね。
目黒不動も目白不動も、いずれも五色不動の一つです。

翌日、目白不動を訪ねました。
目白不動金乗院
高田二丁目の金乗院にあります。「宿坂」の坂下です。
(この日はカメラ無し、iPhone4で撮影)

金乗院縁起には目白不動に付いて次のように記述していました。
「目白不動堂(東豊山浄滝院新長谷寺)は...関口駒井町(文京区)にありましたが、昭和二十年五月の戦災により焼失したため、金乗院に合併し、本尊の目白不動明王像を移しました。」
いわば間借りしている感じでしょうか?
そのため、目黒に比べるとちょっとミニサイズです。
目白不動堂と参道
この階段が「参道」なのですね。
地元民として「頑張れよ!」と応援したくなる可愛さです。

せっかくなので金乗院本堂裏手の墓地も見学しました。
これまで本堂前面の平地までしか来たことがなかったのです。
すると、思いがけず広大な墓地でした。
有名人の墓としては、由井正雪の仲間で槍術の達人「丸橋忠弥」の墓がありました。
丸橋忠弥の墓

この墓地は高台の中腹にあり、南西の方角の夕陽を眺めるとなかなかの景色です。
車での「坂道発進」は嫌いですが、坂のある地域は好ましいです。

続く

目白の住人が目黒を散策22013年12月07日

前回)からの続きです。

目黒不動尊から「林試の森公園」にやってきました。
かつて林野庁の「林業試験場」だった所です。
公園と言っても年季が入っているので、場所によっては本当の森のようです。
林試の森の風景

こういう所でベンチに座って長時間過ごしていると、自身が森の一部になりそうです。
森のベンチ
でも、この写真を見て「あ!ベンチがラインダンス踊ってる」と思ったりしますから、まだ俗人です。

再び「黒白」対決をすると、
目黒の「林試の森」の広さは、120,762.91m2(H22年5月31日時点)
目白の「おとめ山」の広さは、27,587.91m2(H26年度拡張分を含む)
ですから、目黒の圧勝です。

内容的には似ているんですけどね。
林試の森には子供のスポーツ公園的な要素もあります。
次の遊具などは木製ということもあり、遊具も子供も森の風景の一部に成り切っています。
森の遊具

ターザンロープもあります。これで長時間遊ぶと本物の猿に成りそうです。
ターザンロープ

私としては、やはり母と子のいる風景が一番好きです。
この近くに住んでいたら、毎日でも来たくなりますね。
くつろぐ母子たち

ママカメ

落ち葉の上を

母と子

目白では、現在工事中のおとめ山公園Aゾーン(昔の下落合公務員住宅)に、「自由原っぱ」という広い芝地ができるそうです(楽しみ!)。
この林試の森にも西端に「プラタナスの広場」があります。
ここは年配の方もたくさんくつろいでいました。
プラタナス広場の風景1

そして子供たちに負けずに体を鍛えていました。
プラタナス広場の風景2

また、公園内でマラソンとか競歩に取り組んでいる方達もいました。
プラタナス広場の風景3

プラタナス広場の風景4
この二枚、別な場所で別な方を撮ったつもりでしたが、改めて見てみると同じ女性のようです。
写真のExif情報で撮影時間を確認してみると、上の写真と下の写真では33分の間隔があいています。
この間ずっと走っていらしたようです。

確かにこの公園広いです。公園紹介によると、「東西700m、南北250m」で外周の園路をぐるっと一周すると45分かかるそうです。

参考までに、モノクロ写真は Nikon F + Nikkor-S Auto 35mm/f2.8 + Fuji Acros100
カラー写真は Nikon D600 + AF-S Nikkor 24-85mm で撮りました。

(続く)かも知れません。

下落合公務員住宅の売却2013年12月08日

おとめ山公園の周辺に「下落合公務員住宅」がありました。
その敷地はいくつかに分かれていました。
大半は新宿区に買い取られ、
おとめ山公園の拡張エリアとして既に整備工事が進んでいます。
下落合住宅とおとめ山の鳥瞰写真

上の鳥瞰写真に写っている「ゾーン」のうち、中央とCゾーンは整備&公開済み。
AとBゾーンは建物は解体され、現在造園工事中です。
工事の方が「ふれあいの森通信」として工事の進捗状況を貼り出してくれています。
おとめ山工事の壁新聞
ナイス!ですね。これによると、現場にはたぬきが遊びに来るらしいです。

下の写真は既存の公園から工事中のAゾーンを眺めたものです。
Aゾーン工事中
中央のパワーショベルの奥に三階建ての公務員住宅が写っています。
もちろん既に空き家です。

今年の三月に「下落合公務員住宅」の記事を書き、何枚か写真を載せました。
次の写真はそのうちの一枚です。
下落合住宅案内図
私が住んだわけではありませんが、ここに暮らした人々の事を考えると、何か胸が締め付けられるような気がします。
例えば、幼年時代にこの案内図の前で遊んだかつての子供たちは、今この看板を見ると何を思い出すのだろうか?あふれる程の思い出があるのだろうな、などと考えてしまいます。
きっと、たぬきと遊んだ記憶もあると思いますよ。

その最後の敷地が、いよいよ売りに出されました。
下落合住宅売却看板

関東財務局のHPにも、今後入札を予定している物件(平成25年12月2日現在)の一つとしてあがっていました。
記載された物件概要はこうです。
・所在地:東京都新宿区下落合2-310-20
・数量:1,091.85 m2
・備考:建物有/工作物一式/立木竹13本

何せ道路を挟んだ南側はおとめ山公園です。
デベロッパーには垂涎の土地でしょう。
私も負けずに応札したいです。
カメラ関係の機材を売っぱらったら足りるでしょうか。