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カメラは女房、無理目の女のNikon_F42014年01月17日

こんなことを言ってる人がいました。
「カメラ選びは女房選び。選ぶまでは十分吟味せよ。選んだら徹底的に惚れ込め!」
私の場合、事前の吟味が足りないのか、惚れ込むカメラが多すぎます!
先日"ミノルタMinolta α7700i"を20年ぶりに使ってみました。
かつて手に馴染んで、惚れ込んだカメラの感触は忘れないものですね。

ところで、α7700iには同期(1988年の発売)のライバルがいました。
"ニコンNikon_F4"です。
どちらもオートフォーカス、自動露出&自動巻上げの一眼レフですので、
素人が使う分には同一機能のカメラと言えます。
下の写真で左がα7700i、右がF4です。
α7700iとNikon_F4

ずーっとニコンF2の愛用者であった私が、1989年にオートフォーカス機に買い替える時、
ニコン後継機のF4でなくミノルタを選んだ理由、それは価格です。
・ミノルタα7700iボディ:85,000円
・ニコンF4ボディ:226,000円
と実に2.5倍の開きがありました。F4は、いわば「無理目の女」でした。
さすがにこの価格差ではミノルタ党に宗旨替えをせざるを得ませんでした。
そして古いニコンの機器は全て親類にあげてしまいました。

それから二十数年経過した一昨年、
このニコンF4が昔の1/20くらいの値段でオークションに出ていました。
無理目でなくなったF4を見て、ちょっと手を出してみる気になりました。
しかもこのカメラ、
銀塩時代の古いレンズとも最新のデジタル用レンズとも相性が良いそうです。

ニコンのレンズは、この50年間、基本的な取付方式が変わっていないため、大昔のレンズでも最新のデジタル機に装着することができます。他のメーカーには無い特徴です。
但し、時代とともにレンズは少しずつ多機能になっているので、レンズとボディの組み合せによっては、機能的な制約が生じます。
下の写真で、左から「フルマニュアル」、「開放絞り値連動」、「オートフォーカス」、「手ブレ補正付き」と進化しています。
ニコンレンズ新旧
ところが、Nikon_F4は、すべてのニコンレンズを制約なく使えるのです。
丁度、時代の変わり目に開発された機種なので、過去と将来の両睨みだったのですね。

試しに買ってみました。
そして池袋周辺をwalk & shootです。
大きさや重さは覚悟の上というか許容範囲内です。
現像からあがったフィルムを見ると、良く写っていました。
自動露出もピントも正確に機能していました。
店舗

住宅
なかなか良いではないか。
フィルム用の一眼レフはこれが有れば十分なはずです。

そして一週間手元に置いていました。
でも結局F4は下取りに出して、
機能は劣るけれども昔愛用した"Nikon_F2"の中古を買うことにしました。
理由は特にありません。
強いて理由を探せば、下の写真のように、F4にはダイアルやらボタン類が多すぎて、
どれを操作したら良いのか分からなくなることでしょうか。
多くのダイアル
最近の私の好みは、機能はほどほどで、手に馴染むカメラです。