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ミノルタ"TELE ROKKOR 135mm"の絞り清掃2014年03月27日

ミノルタSR-7用の望遠レンズを800円で買いました。
"MC TELE ROKKOR-QD 135mm/f3.5"です。
絞り羽根が粘って使い物にならないジャンクでした。
これを楽しく分解して、うまい具合に使えるようになれば二重にお得です。

まず、レンズ前面の飾りリングを回して外します。
Minolta135mm/f3.5
すると、レンズと外筒の間にビスが見えます。

このビスを外すと、レンズユニットがすっぽり抜けます。
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外筒には、絞り環と距離環が残ります。
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これは不具合はなさそうですので、このまま置いておきます。

下はレンズユニットを横から見たところ。
左が前玉群、右の細いのが後玉、そして中央部に絞り機構が仕込まれています。
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この構成は、一年前に分解清掃した標準レンズと同じです。
次の写真がその時の標準レンズ"Auto Rokkor-PF 58mm/f1.4"のレンズユニットです。
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今回も、一年前と同じ手順で分解できました。
前玉、後玉ともネジるとはずれます。
前玉側から絞り機構を覗くと、油分が付着した絞り羽根が確認できました。
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これではスムースに作動しないはずです。

絞り羽根を取出したところです。
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次の写真の銀色の金属リングは、羽根押さえです。
作動レバーとの連結ばねを外すと、筒から取出せます。
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羽根をベンジンに浸けて、油分をきれいに洗い落します。
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すっかり油分が落ちたところです。
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羽根の向きに注意して組み直します。
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押さえ板を乗せます。
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羽根の位置がずれないように注意しながら、筒の中に戻します。
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実は、この作業が最も困難で、十回くらいやり直すことはざらです。
今回は運良く三回目で成功!

レバーを動かすと、絞りが軽々と開閉します。
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分解と逆の手順を踏んで、レンズをもとの形に組み直して完成。
クリーニング後、SR-7に装着してみました。
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レンズも鏡胴も新品のような輝きです。
でも、実際に使う前に、フードとキャップをどこかで見つけて買い足さねば。
その費用の方が、多分レンズ本体より高いです。