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東尋坊から永平寺へ(3)2014年04月02日

前回)からの続きです。

永平寺から次の目的地「平泉寺白山神社」を目指します。
これも苔むした幽玄な聖地と、知人のお薦めのスポット。
地元の人々は昔ながらに平泉寺と呼びますが、
それは神仏習合の時代が長かったからで、本来は神社なんですね。

参道の様子。杉の古木と苔むした石畳の雰囲気は永平寺に負けないです。
白山神社参道
次の写真は参道脇の御手洗池。
御手洗池補正後
泰澄大師がこの池(平泉)で白山の神の託宣を受けたことが神社の始まりだそうです。
次は二の鳥居です。
神仏習合鳥居
奇妙な形をしています。
神仏習合時代の名残でしょうか?
と書いてから、いい加減な判断をしてはいけないと思い、
手元にあった「神社と祭」という本で調べてみました。
主柱の前後に小柱を配したものを「両部鳥居」、笠木の上部中央に三角の部材(この例では小屋根)を乗せたものを「山王鳥居」とか「合掌鳥居」と呼ぶそうです。
いずれも神仏習合色の強い形態だそうですから、その両形式を兼ね備えたこの鳥居は、やはり「平泉寺白山神社」の歴史的変遷を物語っているわけですね。

二の鳥居から杉木立の奥に拝殿が見えます。
拝殿
これは江戸時代に再建された簡素な建物ですが、天正二年(1574年)の一向一揆の兵火により焼失した建物は、国内最大の拝殿だったそうです。

拝殿の奥にある御本社。
白山神社の御本社
そして、次の写真のように、この御本社を中心に左右に小ぶりのお社を配しています。
三山を祀る
白山山頂の三山のそれぞれの神を祀っている、との解説がありました。
私がこの周辺を見物している十数分のあいだ、
御本社の前の女性三人はずーっとお祈りし続けていました。
現代の日本に不思議な光景でした。

「観光地化」された永平寺に比べると、白山神社は訪れる人も少なく、
無料の町営駐車場もまばらです。
町営駐車場
中央が、トヨタレンタで借りたラクティスです。
駐車場代が浮いた分で、ソフトクリームを食べました。
それにしてもソフト屋さんやって行けるのかな?

本日のお宿は福井市。でも、
福井市へのルートから少し回り道をして、「一乗谷」へ寄ることにしました。
ソフトバンクCMの白い犬のお父さんの故郷としても知られていますね。
そして、一乗谷朝倉氏遺跡は
戦国大名朝倉氏の城下町の跡がそっくり残っている場所として有名です。

日も傾き始め、目的地の「復元街並」に着いたのは4時20分。
施設の入場時間は4時30分迄でした。ぎりぎりセーフ。
そこは不思議な光景でした。
管理棟を出て、最初に目にする光景はこれです。
朝倉氏遺跡
何か、記憶の底からよみがえるものがあります。
街並の入口に近づくと、下の写真のように復元建家の屋根が見えます。
復元街並切出し
別にこんな家に住んだわけではないのに、懐かしさを感じます。

中に入ると、次のように道の両側に武家屋敷や庶民の町屋が再現されています。
道の両側に復元
家の中もリアルです。
復元された町屋の内部
次は武家屋敷。
武家屋敷の門
周囲を土塀で囲い、納屋や井戸も復元しています。
武家屋敷の井戸

見学が済んで、管理棟へ戻る途中で東側を眺めると、
山の斜面に夕陽が当たり日本の原風景という感じでした。
一乗谷風景
この付近に朝倉孝景の墓(英林塚)があり、
その麓の小道を歩く吉永小百合の姿が、
次の画像のように、ソフトバンクのCMとして放送されました。
一乗谷の吉永小百合
私は特にサユリストではありませんが、
この遺跡周辺を、私ももっと時間を掛けて歩いてみたかったです。
(尤も、Nikonのデジイチをぶら下げて歩くのは、この景観にそぐわないです)

この後は福井駅前のトヨタレンタまで直行しました。
それで本日の走行距離は96km。
ガソリン代は7リッター分で千円強でした。
最近の車は本当に燃費が良いです。

続く

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