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昔の段葛と鎌倉近代美術館2017年07月01日


四十年前の鎌倉の段葛
この写真は1973年の鎌倉若宮大路の「段葛」です。
2015年に当ブログで取り上げたことがありますが、
その頃は、段葛が修理中で次のように閉ざされていたため、
段葛修復中

修復中を二の鳥居から
同じ場所の最新の様子を撮影することは出来ませんでした。
それで段葛の新旧比較は、段葛修復後の宿題となりました。

先日、鎌倉に行く機会があり、やっとその時の宿題を済ませました。
現在の二の鳥居
これは段葛が始まる二の鳥居の写真です。
両脇の道路から一段高くなった段葛が、修復され新しくなって、
正面の鶴岡八幡宮まで真っすぐに延びている様が見えるでしょう?
そして、今回目指す撮影場所はその中間あたり、
左手に「鶴ケ岡会館」の袖看板が見える次の地点です。
鶴ケ岡会館前
この同じ所で撮った1973年の写真を再掲します。
鶴ケ岡会館前の昔の姿
両側の桜並木が、昔の写真では老木です。今は真っすぐな若木。
そこが一番変わったところですが、
それ以外に「空気」も違っているような感じもしました。

さて、段葛とともに、今回もう一つ気になっていたことがありました。
鶴岡八幡宮の中にある「近代美術館 鎌倉館」のことです。
1973年はこの美術館に「キリコ展」を見に来ました。
2015年は「美術館そのものの回顧展」で来ました。
閉館間近だったのですね。
その当時、閉館後の運営方針も決まっていなかったようでした。
そんな2年前の姿は次のとおり。
閉館直前の鎌倉館
今は次のように、左側の本館のみ残し、右側の新館は解体撤去されていました。
現在は本館のみ
本館だけは県指定重要文化財になり、解体は免れたそうです。
それでも、現在は閉鎖され立ち入り不可ですし、
将来的にも美術館として再生することは難しいとのことです。
そうなると、昔みたいに展覧会の鑑賞の合間に、
雰囲気の良いテラスで写真を撮ったり、
40年前のテラス
平家池のハスを眺めたりは二度と出来ないのかもしれません。
二年前のテラス
ところで、テラスから平家池を撮ったこの二年前の写真で、
右手、ハスの向こう側に写っているのは「風の杜」というカフェです。
先日は、帰途、このカフェに寄ってコーヒーとケーキを注文しました。
現在のカフェから鎌倉館
窓際の席に座って、コーヒーを飲みながら平家池越しに本館の写真を撮ったら、
池の水面全体が蓮の葉に覆い尽くされ、
何かこの上を歩いて行けば、旧本館の中に立入れそうな感じでした。

続く